Shopify(ショッピファイ)は、スタートアップから大企業まで幅広く使われているECプラットフォームです。2024年度の流通総額(GMV)は2,922億米ドル(約44兆8億円)を超え、取引規模は拡大しています。Shopifyを活用すればプリントオンデマンドやドロップシッピングによる物販はもちろん、アプリやテーマの開発、ポップアップショップの出店などを通じて、多様な形で収益化を目指すことが可能です。
この記事では、Shopifyでお金を稼ぐ方法を解説します。成功させるために意識すべきポイントもあわせて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

Shopifyでお金を稼ぐ14の方法
- ネットショップを開設・運営する
- ドロップシッピングビジネスを始める
- プリントオンデマンドで商品を販売する
- ハンドメイド商品を販売する
- 古着・ヴィンテージ商品を販売する
- デジタル商品を販売する
- オンライン講座を作成して販売する
- Shopifyアプリを開発する
- Shopifyのテーマをデザインする
- Shopifyアフィリエイトで収益化する
- Shopifyエキスパートになる
- SNSの発信と連携して収益化する
- 商品撮影サービスを提供する
- ポップアップショップを出店する
1. ネットショップを開設・運営する
個人事業主や中小企業でも、Shopifyで自社のネットショップを構築し、運営できます。分析機能やアプリ連携など、運用に必要な機能がまとまっているため、制作・開発の負担を抑えて販売と改善に集中できます。料金はプラン別の月額制で、無料体験から始められます。
2. ドロップシッピングビジネスを始める
ドロップシッピングは、販売者が在庫を持たず、注文が入ると仕入れ先が購入者へ直接発送する販売方法です。仕入れや保管の負担を抑えやすい一方で、利益率が薄くなりやすく、同じ商品を扱う競合も増えやすい特徴があります。
成果につなげるには、取り扱いジャンルをニッチに絞って差別化し、商品ページの質と顧客対応を充実させることが大切です。商品画像は使用イメージが伝わる内容にし、説明文では仕様やサイズ、配送・返品条件など、購入判断に必要な情報をわかりやすくまとめておきます。集客はトレンドや検索を意識した商品タイトルとキーワード設計を行い、必要に応じてマーケティングへの投資も検討しましょう。
3. プリントオンデマンドで商品を販売する
プリントオンデマンドは、Tシャツやトートバッグなどのオリジナル商品を、注文が入ってから制作・発送する販売方法です。在庫を抱えずに始められるため、初期コストと在庫リスクを抑えやすい特徴があります。
売り上げにつなげるには、デザインの方向性を絞り込み、想定する購入者が「自分が使っている姿」をイメージできるようにすることがポイントです。着用感や使用シーンがわかる商品画像を用意し、説明文では素材やサイズ、カラー、納期を明記しましょう。
理想の顧客に見つけてもらうためには、SNSマーケティングも欠かせません。制作秘話や実際の使用シーンを日々発信して興味を惹きつけ、そこからスムーズに商品ページへ誘導する流れを作りましょう。
4. ハンドメイド商品を販売する
ハンドメイド商品は、量産品にはない個性や作り手の背景が価値になります。そこで重要になるのが、ブランドストーリーです。なぜその商品を作ったのか、どこにこだわったのかを物語として発信し、顧客に「この商品でなければならない理由」を伝えましょう。共感を通じて差別化を図ることで、価格競争に巻き込まれない強いブランドが育ちます。
あわせて、フリーマーケットやポップアップなどの対面販売で接点を増やすと、認知獲得やリピートにつながります。ShopifyではPOSを導入すると、ネットショップと対面販売を併用できるため、イベントでの販売とオンラインの購入までの流れをつなげて運用できます。
5. 古着・ヴィンテージ商品を販売する
古着やヴィンテージ商品は、品物そのものの魅力に加えて、年代や背景が価値になります。フリーマーケットやリサイクルショップ、蚤の市などから、品質と本物であることにこだわって商品を仕入れます。ヴィンテージのバッグやレトロ家電など、コレクターがいる特定の分野に特化するのも効果的です。
成功には、トレンドの把握と深い商品知識が欠かせません。商品の状態やサイズ、傷の有無といった情報の明記はもちろん、製造年代や歴史的背景なども記載しましょう。その商品が持つ物語を伝えることが、購入の決め手となります。
6. デジタル商品を販売する
デジタル商品は、在庫や発送が不要なため、運用負担を抑えて販売できます。専門知識や制作物を商品化しやすく、継続的に販売できる点が特徴です。
扱いやすい商品例は次のとおりです。Shopifyを活用して、電子データをダウンロード販売しましょう。
- 電子書籍
- 写真・イラスト素材
- テンプレート
- BGMや効果音
7. オンライン講座を作成して販売する
専門知識やノウハウをパッケージ化し、オンライン講座として収益化しましょう。動画レッスン、テキスト教材、ダウンロード資料など、教える内容に最適な形式を選ぶことが重要です。
Shopifyなら、講座の販売ページ作成から購入者へのコンテンツ配信までを一括管理できます。生徒が自分のペースで学べる自習型のほか、ライブ配信や個別相談をセットにするなど、自由なカリキュラムを組むことができます。
8. Shopifyアプリを開発する
Shopifyのストアオーナーは、サイトをゼロから構築する代わりに、アプリストアを活用して機能を拡張しています。SEO施策や在庫管理、顧客対応、配送・フルフィルメントといった業務を効率化する目的で、多種多様なアプリが導入されています。
アプリ開発が得意なら、この需要を取り込まない手はありません。重要なのは、ストア運営者が抱える悩みを解消することです。実際にShopifyストアを利用している事業者から話を聞き、特定の問題をピンポイントで解決できる、使い勝手のよいアプリを開発しましょう。
9. Shopifyのテーマをデザインする
Shopifyのテーマとは、ネットショップのデザインやレイアウト、操作性をまとめたテンプレートです。既製テーマをそのまま使うだけでなく、デザインの方向性や導線を変えられるため、ブランドらしさを短時間で形にしたい事業者から需要があります。Shopifyパートナープログラムに参加してテーマを自作し、審査を通過すれば、Shopifyテーマストアで販売することが可能です。
開発にはHTML、CSS、JavaScriptに加え、Shopify独自の言語である「Liquid(リキッド)」の知識が必要です。しかし、一度作成したテーマが人気を集めれば数千件のダウンロードも見込めるため、長期的に利益を生み出せる可能性があります。
10. Shopifyアフィリエイトで収益化する
Shopifyアフィリエイトは、自分のネットショップを運営しなくても、Shopifyを紹介して収益を得る方法です。これからネットショップを始めたい人にShopifyを紹介し、専用リンク経由でベーシック以上の有料プランが成約すれば、1件につき150米ドルの報酬を受け取れます。
成約につなげるコツは、検討段階の読者が知りたい情報をコンテンツにすることです。たとえば、ECプラットフォームの比較記事や開業手順の解説動画、Shopifyを使った成功事例などが効果的です。こうした情報をブログやYouTube、SNSなどを通じて発信しましょう。
11. Shopifyエキスパートになる
メールマーケティングやグラフィックデザインなどの専門スキルを活かして、Shopifyエキスパートになるのも収益化する手段のひとつです。Shopifyパートナープログラムに参加し、ネットショップ事業者を支援しましょう。
技術的なトラブルの解決から、事業拡大のためのマーケティング戦略策定、ネットショップデザインの刷新まで、活躍の場は多岐にわたります。
12. SNSの発信と連携して収益化する
Shopifyでネットショップを運営している場合、Instagram(インスタグラム)やYouTube、ブログなどのSNSでの発信に商品を連動させることで、フォロワーのニーズに合わせた収益化が可能です。発信内容と商品のテーマが一致していると、購入につながりやすくなります。
成果を出すには、保存やいいね数、再生回数などのフォロワーのエンゲージメントデータを分析し、反応のよいコンテンツテーマを把握します。そのうえで、人気の話題に直接関連する商品や、フォロワーが繰り返し挙げる悩みを解決できる商品を用意するとよいでしょう。
13. 商品撮影サービスを提供する
オンラインショッピングにおいて、商品画像は売り上げを伸ばすうえで欠かせません。撮影スキルがあるなら、事業者の代わりにネットショップ用の高品質な写真を撮影するサービスを販売することで収益を得られます。
仕事を得るには、Shopifyコミュニティや地域の事業者に直接アプローチしたり、ポートフォリオサイトを公開したりするのが有効です。商品の魅力を引き出した撮影実績を見せられる形で用意しておくと、具体的な依頼へとつながりやすくなります。
14. ポップアップストアを出店する
ポップアップストアは、期間限定の対面販売を通じて、認知拡大を狙える方法です。常設店舗に比べて初期投資を大幅に抑えられるため、市場の関心度を確かめる場としても活用できます。また、来場者との会話を通じて直接接点を作れるため、強力なマーケティングチャネルとしても機能します。
Shopify POSを使えば、マーケットやポップアップショップなどの対面販売で決済を受け付けられ、在庫や注文、売上データを一元管理できます。 対面での販売とオンラインストアの導線をつなげることで、イベント後のリピートや追加購入にもつなげやすくなります。

Shopifyストアを開設・運営するためのポイント
魅力的なテーマを選ぶ
テーマは見た目だけでなく、サイト内の回遊性や購入のしやすさにも影響を与える重要な要素です。ブランドのイメージにぴったりで、スマートフォンやパソコンなど、どの端末からでも快適に操作できるテーマを選びましょう。レイアウトや配色を調整し、ショップの世界観に統一感を持たせて差別化を図るのがポイントです。
商品の高画質な写真・動画を掲載する
オンライン販売では実物を手に取れないため、商品写真や動画は購入前の判断材料になります。撮影では商品を複数の角度から見せるだけでなく、サイズ感や素材感が伝わるカットを用意しましょう。あわせて、実際の使用シーンを盛り込むことで、購入後のイメージを具体的に膨らませてもらえます。
使い方が複雑で説明が必要な商品は、短い実演動画を追加すると理解しやすくなります。このように視覚情報を揃えれば、購入前の不安を減らし、問い合わせや返品を減らす効果も期待できるでしょう。
マーケティング施策を組み合わせる
ネットショップは、商品を用意するだけでは見つけてもらえません。集客を売り上げにつなげるには、競合と差別化された独自のマーケティング戦略が求められます。SEOやSNSでの発信、メール配信に加え、必要に応じて広告も組み合わせて運用しましょう。発信内容は、ターゲットとなる購入者が求める情報に合わせます。また、見込み客の記憶に残るようなメッセージを工夫することで、ブランドロイヤルティを高める効果も期待できます。
顧客対応の質を高める
丁寧で満足度の高い顧客対応ができれば、リピート購入につながります。チャットやメールなど、顧客が利用しやすい窓口を複数用意し、問い合わせ内容に応じて迅速かつ的確に案内できるサポート体制を整えましょう。あわせて、返品や交換の条件、配送の目安などのよくある質問をまとめておくと、購入前後の不安を減らせます。必要に応じて製品マニュアルも用意し、疑問を先回りして解消する工夫も大切です。
まとめ
Shopifyでお金を稼ぐ方法は、ネットショップ運営だけに限りません。自社商品の販売に加え、デジタルコンテンツやオンライン講座の販売、さらにはアプリ開発やデザインといったスキルを活かしたサポート業務まで、幅広い選択肢があります。どの方法を選ぶにしても、ターゲットに合わせた独自の世界観作りと、購入者目線に立った丁寧な対応が求められます。
自社のネットショップで商品を販売し、収益を上げたいのであれば、Shopifyがおすすめです。基本的な設定やデザイン調整はコーディングなしで進められるため、専門的な開発経験がなくてもユニークなネットショップを構築できます。無料体験も実施していますので、管理画面の操作感や機能をぜひ一度確認してみてください。
Shopifyでお金を稼ぐ方法に関するよくある質問
EC初心者でもShopifyでお金を稼げる?
Shopifyには専門知識がなくても、ネットショップを開設・運営できる仕組みが整っています。商品登録から決済、配送設定まで、管理画面で完結するため、EC初心者でも安心してネットショップビジネスを始めやすい点が特徴です。
Shopifyでお金を稼ぐ選択肢は?
Shopifyでは、商品販売のほか、アフィリエイト、商品撮影、ネットショップの構築サポート、アプリやテーマの開発など、複数の収益化の道があります。取り組み方次第で、販売者としても支援者としても収益化が可能です。
Shopifyで商品を販売するために向いているものは?
Shopifyでは、アパレルや雑貨、ハンドメイド商品、デジタル商品、プリントオンデマンド商品など、さまざまなジャンルを扱えます。在庫を持たずに始めたい場合は、デジタル商品やプリントオンデマンド、ドロップシッピングが向いています。継続的に販売するなら、需要が安定している商品や専門性を活かせる分野を選びましょう。
文:Yukihiro Kawata





