ライブ配信は、視聴者との双方向コミュニケーションを通じて商品の魅力を直感的に伝えると共に、顧客との関係性構築にもつながる施策として注目されています。
Facebook(フェイスブック)にもライブ配信機能があり、既存のフォロワーや見込み顧客に向けて、商品情報やブランドの魅力を動画で伝えられます。
本記事では、Facebookライブ配信の基本とやり方を解説します。ライブ配信を活用した販促を検討している方は参考にしてみてください。
Facebookライブ配信とは
Facebookライブ配信(Facebook Live)とは、Facebookページ、プロフィール、グループなどでリアルタイム配信を行える機能です。配信を行うには、以下の条件を満たす必要があります。
- アカウント作成から60日以上が経過
- ページやプロフェッショナルモードのプロフィールのフォロワーが100人以上
- カメラとマイクへのアクセス許可
スマートフォンでFacebookライブを配信する方法
- Facebookアプリを起動し、フィード右上の「+」アイコンをタップします。またはMeta Business Suite(メタビジネススイート)アプリを起動し、画面下部の「+」ボタンをタップします。
- メニュー上の「ライブ動画」をタップします。
- 配信準備画面で、配信の説明文を作成します。
- 「ライブ配信を開始」をタップして配信を開始します。
- 配信を終えるときは「終了」をタップします。
コンピュータからFacebookライブを配信する方法
- ブラウザでFacebookを開きます。Google Chrome(グーグルクローム)が推奨されています。
- フィード上部にある「その気持ち、シェアしよう」をクリックします。
- 「投稿を作成」メニューで「オプション」をクリックし、ライブ動画を選択します。
- 配信準備画面で、配信タイトルや説明文を入力します。
- 用意ができたら画面左下の「ライブ配信を開始」をクリックします。
- 配信を終えるときは「終了」をクリックします。
Facebookライブ配信の機能
配信内容の充実・アクションを促す機能
- エフェクトの追加:配信画面にテキストやスタンプを表示できます。
- 画面の共有:コンピュータやスマートフォンの画面を視聴者と共有できます。
- リンクの紹介:ライブ配信中に1件のリンクを視聴者と共有できます。
- アンケート:質問と選択肢を設定し、投票を実施できます。
- 寄付を募る:非営利団体や募金キャンペーンへの寄付を募るためのボタンを追加できます。
集客・拡散を強化する機能
- ライブ配信の日時指定:ライブ配信を事前に作成し、視聴者へ通知できます。配信直前にリマインダーが送られます。
- 配信動画を投稿:ストーリーズやリール動画としてFacebookやInstagram(インスタグラム)へ投稿できます。
- ブランドパートナーのタグ付け:企業から報酬を受け取ってライブ配信を行う場合、パートナー企業をタグ付けする必要があります。タグ付けされた側はライブ配信を宣伝したり、ライブ配信設定の一部へアクセスが可能です。
- 場所を追加:ライブ配信に特定のスポットをタグ付けしたり、位置情報を共有できます。
- 友達を招待:ゲストをライブ配信へ招待できます。
- 人物をタグ付け:Facebookの友達をタグ付けできます。
管理・分析・運用機能
- 共有範囲の選択:配信を公開する対象を、すべてのFacebook利用者、Facebookの友達、一部の友達、自分のみなどから選択できます。
- 画面プレビュー:視聴者に表示されている画面を事前に確認できます。
- ライブ動画の巻き戻し許可:視聴者のライブ動画の巻き戻しの可否を選択できます。
- ダッシュボード:配信動画のコメント管理、ライブアクティビティ、インサイトなどを確認できます。
- 配信動画のダウンロード:ライブ配信をデバイスにダウンロードして保存できます。
- 配信動画のアーカイブ:ライブ動画は、プロフィール画面の動画メニューに保存されます。公開後30日が経過すると自動で削除されます。
Facebookライブ配信のコンテンツアイデア
- 時事性や季節性のある話題に合わせて配信する
- 商品の使用シーンをライブで見せる
- 社内外の関係者に出演してもらう
- 企業や担当者の素顔が見える内容を発信する
- Q&A配信で視聴者の疑問に答える
- 投票機能を使って参加型の配信にする
- ライブ視聴者限定の特典を用意する
時事性や季節性のある話題に合わせて配信する
ニュースや季節イベントなど、関心を集めやすい話題に合わせて配信すると、視聴者の注目を集めることができます。たとえば、アパレルブランドであれば、季節の変わり目に新作コーディネートを紹介したり、連休前にホリデーセールを案内したりできます。
重要なのは、自社の商品や顧客ニーズと自然につながる話題を選び、関連性の高いテーマで配信することです。これにより商品やブランドへの興味喚起にもつなげられます。
商品の使用シーンをライブで見せる
商品を実際に使っている様子をライブ配信で見せることで、商品ページの写真や文章だけでは伝わりにくい魅力を伝えられます。たとえば、調味料を扱う食品ECであれば、ライブ配信の中で実際に料理を作りながら、使用量や、仕上がりイメージを紹介できます。
また、実際の利用シーンを取り入れた配信にすることで、視聴者は活用場面をイメージしやすくなります。忙しい日に取り入れやすい使い方など、ターゲットオーディエンスに合わせてテーマを工夫しましょう。
社内外の関係者に出演してもらう
複数名で対話しながら進める配信は、多様な視点を交えやすく、内容の信頼性を高められます。たとえば、配信担当者が商品開発スタッフへ商品のこだわりについてインタビューする形式にすることで、一方的な説明にならず、視聴者にも納得感を持って受け取られやすくなります。
また、ゲスト招待機能を活用すれば、社外の関係者を交えたライブ配信も可能です。インフルエンサーや専門家に出演してもらうことで、自社だけでは届きにくい層への認知拡大にもつながります。さらに、第三者の視点が加わることで、配信内容に客観性や説得力も生まれます。
ただし、タイアップやPRを含む配信では、広告・販促であることが分かるように明記し、視聴者の誤認を与えないよう注意しましょう。
企業や担当者の素顔が見える内容を発信する
企業の運営姿勢や担当者の雰囲気が伝わる配信は、視聴者に親近感や安心感を与えます。過度に演出せず、どのような考え方で運営しているのか、どのように商品を扱っているかなど、日々の様子を見せるとよいでしょう。
たとえば、企画会議やパッケージ開発の様子を配信することで、企業の姿勢や日々の取り組みを伝えることができます。また、担当者のエピソードを紹介する場合も、ブランドへの理解や信頼につながる内容にしましょう。
Q&A形式で視聴者の疑問に答える
Q&A形式の配信は、視聴者の疑問にその場で対応できるため、購入前の不安を軽減することにつながります。たとえば、サイズ感や保証内容など、よくある質問をテーマにすることで、実用性の高い内容になります。配信中にコメント欄で質問を募り回答するのに加えて、事前にSNSなどで質問を募集しておけば、当日の進行もスムーズになります。
また、配信で寄せられた質問は、FAQの作成、問い合わせ対応の改善、次回のテーマ選びにも活用できます。ライブ配信を単発で終わらせず、他の施策へとつなげていくことが重要です。
投票機能を使って参加型の配信にする
投票機能を使うと、視聴者に配信へのエンゲージメントが高まり、離脱の防止にもつながります。たとえば、「次に紹介してほしい商品はどれか」「新色はどちらがよいか」などのテーマで意見を募れます。
また、ターゲットの興味や好みを把握するうえでも有効です。特に、新商品開発やキャンペーン企画の前段階で情報収集として活用することで、顧客の声を後の施策にも反映しやすくなります。
ライブ視聴者限定の特典を用意する
視聴者限定の特典を設けることで、特別感を生み出し、購買意欲を高めて販売促進につなげられます。たとえば、ライブ配信中のみ使えるクーポンや先行販売などが考えられます。配信の後半で特典を案内する構成にすることで、最後まで視聴する動機づけになります。
また、利用期限や対象商品などが曖昧だと、視聴者に情報が正しく伝わらず、購入機会を逃すおそれがあります。そのため、特典内容は分かりやすく提示することが大切です。
Facebookライブ配信のパフォーマンスを分析する方法
スマートフォンでFacebookアプリを使用する場合
- Facebookアプリを起動し、フィード左上の「≡」アイコンをタップします。
- メニュー上の「ダッシュボード」をタップします。
- 上部のタブから「アナリティクス」をタップします。
- ライブ配信など各コンテンツの閲覧数やエンゲージメントを確認できます。
スマートフォンでMeta Business Suiteアプリを使用する場合
- Meta Business Suiteアプリを起動し、フィード右下の「≡(ツール)」アイコンをタップします。
- メニュー上の「インサイト」をタップします。
- ライブ配信など各コンテンツの閲覧数やインタラクションを確認できます。
コンピュータの場合
- Facebookライブ配信の設定画面がLive Producer(ライブプロデューサー)というツールになっています。
- 画面左のメニューにある「ダッシュボード」をクリックします。
- 視聴者数、コメント数、リアクション、シェア数などのインサイトや、ライブアクティビティを確認できます。
まとめ
Facebookライブ配信は、情報発信と販売促進を両立しやすいマーケティングツールのひとつです。配信内容や進行方法を工夫することで、商品の魅力を伝えるだけでなく、顧客との接点づくりにも活用できます。
まずは、自社の商品や顧客層に合うテーマで配信を始め、視聴者の反応をもとに改善を重ねましょう。単発で終わらせず、継続的な施策として育てていくことが重要です。
Facebookライブ配信に関するよくある質問
Facebookライブ配信とは?
Facebookライブ配信とは、Facebook上でリアルタイムに動画を配信できる機能を指します。
Facebookライブの配信は最長何時間?
Facebookライブは、最長8時間まで配信可能です。
Facebookライブ配信にはアカウントは必要?
Facebookライブ配信には、以下の条件を満たすFacebookアカウントが必要です。
- アカウント作成から60日以上が経過
- ページやプロフェッショナルモードのプロフィールのフォロワーが100人以上
- カメラとマイクへのアクセス許可
Facebookライブは配信スケジュールを設定できる?
Facebookライブは、コンピュータ上で利用する場合、ライブ配信の日時を指定できます。
Facebookライブの配信は後で視聴できる?
Facebookライブ配信は、30日間はアーカイブとしてアカウントに保存されます。投稿コンテンツ一覧画面で閲覧可能です。
文:Hisato Zukeran





